葉桜をやってみる

葉桜をやってみる は、荻原永璃・渋木すず・新上達也がときどきひらく集まりの名前。 岸田國士「葉桜」の上演をしようとすることを起点に、演劇や生活、労働、結婚などについて、 もっといいかんじにやる方法を一年ほど模索したりしている。 葉桜の上演時期は未定。ゆたかな副産物を収穫したい。

だいじょうぶだった日々(荻原永璃)

あけましておめでとう。 おひさしぶりです。ふたりとも元気に過ごしていますか? 元気というのは正確ではないのだけど、なんだろう、なにかしら日々にいいことがあればいいなと思っています。しばらく会ってないこの間に、もちろんいろんなことが起きていて…

お前を攫うためのバンジー(新上達也)

当時の自分の精神を埋め尽くしていたのは、「お前は生きていてはならない」という命令だった。お前は人間としてふさわしくない、だから死ね、という声が、誰に言われずとも常に脳の奥底にうごめいていた。その原因として思い当たるものはいくつかあるが、そ…

芽吹くときまで(渋木すず)

荻原さん、新上、こんにちは。二人の日記があまりにも良すぎたので、さてどうしたものかと考えあぐねていたら書くのが遅くなってしまいました、ごめんなさい。 結局気合を入れ過ぎてよいしょっと書いても長続きがしそうにないので、普通に最近の出来事につい…

演劇をしに行く(荻原永璃)

新上くん、前回はすばらしい記事をありがとう。交換するに足るだけの言葉をわたしは持ち合わせているか、これは大変なことになったぞと若干焦っています。 短歌のこと、わたしは少し呪文のように思っていたのですごくしっくりきた。そして今まで読んだ歌たち…

あなたを待っていない公園(新上達也)

私は、演劇や短歌といったものに多少関わっているが、現在はWebシステム開発という仕事で生計を立てている。 Webシステム開発の仕事は、概ね以下のように行われる。ある人が「このようにあれ」と願ったもの(仕様)について、どう実現するかを考え、実現方法…